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■ご予約・お問い合わせ

TEL.072-759-3320


阪急雲雀丘花屋敷駅 西出口すぐ
兵庫県宝塚市雲雀丘1-1-10
(阪急雲雀丘花屋敷駅ビル2F)
駐車場あり:詳細は医院案内をご覧ください。


■治療科目
歯科・口腔外科・小児歯科


■初めて来院される患者様へ

・当院は原則として予約制です。待ち時間短縮のため、できるだけお電話にてご予約をおとり下さい。
・お痛みや腫れなど急性症状のある方は予約外でも対応いたします。お電話でご連絡をいただいた上でお越しください。この場合、待ち時間が長くなることがありますので、お時間にゆとりをもってお越しください。
・ご来院されましたら受付にて保険証をご提示下さい。カルテ作成・問診票のご記入など少しお時間をいただきますので、ご予約時間の約10分前を目安にご来院ください。
・ご自身の病状の説明や治療へのご希望などは院長に直接お伝えいただければ結構ですが、もし口頭で伝えにくい場合や経過が長く説明しにくい場合などは、あらかじめメモ用紙などにご記載いただいたものをご持参していただいても結構です。
・当院の歯科医師、歯科衛生士は積極的に学術活動(学会、セミナー、研修会など)に参加しているため、不定期に休診日を設けることがあります。お急ぎの患者様にはご迷惑をおかけしますが、医療水準の向上を目的としておりますので、何卒ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 


■診療時間

※休診日:木曜日・日曜日・祝日 ※土曜日は13:00まで。

ご挨拶

■院長略歴
2001年〜神戸大学医学部附属病院歯科口腔外科 勤務
2003年〜済生会兵庫県病院歯科口腔外科 勤務
2008年〜さかうえ歯科クリニック 開院

アクセス



■さかうえ歯科クリニック
阪急雲雀丘花屋敷駅 西出口すぐ(タクシー乗り場横)
兵庫県宝塚市雲雀丘1-1-10 (阪急雲雀丘花屋敷駅ビル2F)


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〜駐車場・駐輪場のご案内〜

■車で来院の方
平田ガレージ:東改札口バスロータリー向い 【2】【3】【15】【17】番

■自転車で来院の方
雲雀丘花屋敷自転車駐輪場(川西市営)
※平田ガレージは車専用となっています。自転車をお停めにならないようにお願いします。

▼アクセスマップ

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ムシ歯の治療

ムシ歯と歯周病を防ぐためには以下の項目が大切です。

ムシ歯と歯周病の原因になる細菌のかたまりであるバイオフィルムを除去すること。
患者様一人ひとりにご自身のムシ歯、歯周病の現状となりやすさ(リスク)を理解していただくこと。
バイオフィルムのMicrobial shift(病原性が高まる現象)を制圧するために、患者様と私たちが協同でメインテナンスをおこなうこと。

ダイアグノデント

ダイアグノデント(光学式う蝕検出装置)

ムシ歯は経時的にその発生や進行を観察することが難しいものです。視診やレントゲン画像による診断だけでは限界があるからです。そのため、ごく初期の小さなムシ歯も大きく削ってしまい、オーバートリートメントになってしまったり、逆に見えない所で進行してしまったムシ歯を見落とし、手遅れになってしまうこともあり得る訳です。

私たちは、
・早期にムシ歯を発見し
・適切なタイミングで
・出来るだけ最小限の治療をおこなう

ことが、歯の健康を維持する上で不可欠と考えます。

これらを実現するための手段の一つとして、私たちはダイアグノデント(光学式う蝕検出装置)を導入しました。
これは、レーザー光を歯に照射することで歯の内部や隣の歯との間など通常観察しにくい場所にできたムシ歯の有無やその進行度を捉えることが出来ます。
発見したムシ歯は0~99の測定値として確認でき、その値から治療のタイミングや最適かつ最小限の治療方法の提案に、また患者様自身にもムシ歯の状況をご理解していただくことに十分に役立つものと考えています。

ミニマルインターベンション

当院はムシ歯治療に「MI」Minimal Interventionという基本概念を取り入れています。

「MI」とは、2002年、FDI(国際歯科連盟)宣言で世界中に配信された現代におけるムシ歯治療の概念で、「最小の介入」と訳されます。
要約しますと、

①ムシ歯は細菌感染症である
つまり、その原因菌を減らす必要があります。そのために私たちは担当衛生士によって歯の表面や間、歯周ポケット内のプラークや歯石を徹底的に除去し、細菌が停滞しにくい環境をつくることを目指します。

②患者教育が必要
患者様自身がムシ歯の発生や進行、またその予防について十分に理解し実践していく必要があります。とくに予防については担当衛生士によって徹底したブラッシング指導を行い、一人ひとりの患者様にとって最適かつ継続的な教育を行います。

③う窩(ムシ歯によりあいた穴)を形成していない段階のムシ歯は経過観察を行い、再石灰化に導く
そのために私たちは徹底したプラークコントロール、また必要に応じてフッ素塗布や洗口剤の使用を行います。

④う窩を形成したムシ歯は最小限の侵襲で治療を行う
そのために私たちは最新の診断技術を用い、最適なタイミングで治療を行うことで「なるべく削らない」「できるだけ神経を残す」ことが可能になると考えています。

⑤欠陥のある修復物、補綴物の除去
適合状態や噛み合わせ、形の悪い詰め物やかぶせ物は汚れや細菌が停滞しやすく、二次的なムシ歯や歯周病の原因になるので、私たちは予防的観点から積極的に補修や再治療を行います。

神経の治療

MTAセメント

MTAセメントとは・・・

進行したムシ歯でも、歯の神経をできるだけ残すためのお薬です。
ムシ歯で歯に穴があき、中の神経が露出してくると神経に細菌の感染が起こります。
MTAセメントは神経に侵入した細菌を完全に殺菌し、また、穴を密封することで神経を温存することが出来ます。
すべての症例に適応するわけではありませんが、神経を残す手段として治療に取り入れることは十分に有効だと考えています。
私たちは、進行したムシ歯を治療する際、積極的にMTAセメントを使用し、できる限り歯の神経を温存することを目指しています。
※MTAセメントの使用は原則として自費診療(3,300円/回(税込))となります。

精密根管治療

根管治療とは・・・

歯の根の中にある歯髄(神経や血管など)が通っている管を根管といいます。
歯髄が深いムシ歯や外傷などで炎症を起こしたり、細菌の感染が起こった場合、それらの汚染物質を除去・消毒し、薬を詰め込んで炎症が起こらないようにする治療のことです。

抜歯を避け、歯の根を残すために重要な根管治療はとても細かく複雑な形状の根管内での作業で、少しでも細菌を残してしまうと治療後も痛みや違和感が再発してしまう難易度の高い治療です。


従来の治療は肉眼でおこない、歯科医師の経験や勘に頼ることの多かった根管治療の成功率を格段に向上させるために、私たちはマイクロスコープを活用しています。

マイクロスコープを用いることで、患部(術野)を3〜24倍に拡大。治療の最小限化と正確性の向上を狙います。


歯周病の治療


お口の中には800種類を超える細菌が生息しています。その内十数種類の細菌が歯周病に関与していることがわかっています。歯周ポケット内の低酸素~無酸素状態において歯周病菌は活動し、歯槽骨(歯を支える骨)を溶かしながら更に深いポケットを形成し進行していきます。

一部の歯周病菌は自身の免疫反応である白血球の働きを抑制する機能を持っているため自然治癒が難しく、様々な治療を受けても少しずつ進行してしまうこともあります。つまり、歯周病の原因となる細菌の種類によってその病態や予後が異なるということです。
ブラッシングや歯石除去など基本的治療を頑張って継続していてもなかなか改善せずに悩まれている患者様もいらっしゃるのではないでしょうか。


■歯周病へのアプローチ■
歯周病は原因菌の種類や宿主(患者様)の口内環境・全身状態などによってさまざまな病態を呈するので、個々の症例に対して臨機応変に対応する必要があるのですが、私たちは治療の基本的な骨組みとして4方向からのアプローチを試みています。

①病態を正確に把握すること

一般的なポケット測定・レントゲン画像だけではなく、必要に応じてCT撮影を行います。何が原因で、どの部分でどの程度の罹患があるのかを正確に見極めることが必要であると考えています。


②歯周病菌・病巣を除去すること

ブラッシングと歯石除去、進行した症例には必要に応じて歯周外科手術や抗菌薬の使用も考慮します。

③歯周病菌が活動しにくい口内環境を作ることを治療の目的にすること

歯周病菌はポケット内の低酸素~無酸素の環境下で活動するため、歯肉を引き締めポケットをできるだけ浅くして病巣を酸素にさらすことで歯周病菌の活動を抑制します。また、歯周病菌は血液中のヘモグロビンを栄養源にするため、歯肉の出血を徹底的にくい止める必要があります。
また、適合状態の悪い詰め物・かぶせ物や入れ歯なども歯周病菌の温床になるため、再治療を検討したほうが良いと考えています。

④体調の管理

歯周病菌はお口の中の常在菌ですので、発病するにはいくつかの条件が必要なわけですが、他の病気と同様に慢性的なストレスや肉体疲労によって免疫力のバランスが低下することが一因と考えられます。ストレスは自律神経(交感神経と副交感神経)のバランスを崩してしまいます。ストレスによって交感神経が興奮した状態が持続すると白血球の中の顆粒球が異常に増加し、歯周病菌のいるポケットに大量に動員されます。顆粒球は数日で壊れてしまいますが、その際に放出される活性酸素によって歯槽骨にダメージを与えるのです。つまり、ストレスによって引き起こされる過剰な免疫反応が歯周病の増悪因子になるということです。
歯周病を発症するということは、体が弱っているサインかもしれません。
食生活(過栄養・偏食を見直す)や睡眠(就寝前の飲酒を控えるなど、睡眠の質を上げること)、運動(週2回、30分~1時間程度の有酸素運動)など基本的な体調管理を見直すことが必要です。歯周病治療を単なる歯の治療として考えるのではなく、体を治す意識で取り組んでいただきたいと考えています。


■歯周外科■
フラップ手術
歯周病を改善するためには歯周ポケット内のプラーク・歯石や歯周病菌の病巣を除去することが必要ですが、歯周ポケットが深く形成されていたり、歯根の形が複雑で完全に除去しきれないと炎症がなかなかおさまらず、腫れや出血を繰り返しながら徐々に歯周病は進行してしまいます。

私たちは、基本的な歯周病治療で改善しない症例に対して積極的に歯周外科治療(フラップ手術)を行っています。歯周病が進行している場所の病的な歯肉を部分的に切開し、歯石や病的組織をきれいに取り除いてから歯肉を元通りに縫合します。術後数日は軽い腫れや痛みがでることもありますが、1週間程度で徐々に回復していきます。


歯周病のリスク


歯周病菌は血流にのって心臓に到達します。そして心臓の弁や内膜に感染し心内膜炎を引き起こします。また、心臓の血管に取り付いて血管内皮に傷をつけることにより、動脈硬化が促進され狭心症心筋梗塞脳梗塞などの発症リスクを高めます。

血管内の歯周病菌はやがて免疫により退治されますが、その死骸の持つ内毒素(細菌の細胞壁に含まれる毒物)は血液中に残り、筋肉細胞や脂肪細胞に作用して糖の代謝を妨げたり、すい臓で作られるインスリンの働きを弱めることで血糖値に大きな影響を与えます。糖尿病の予防・治療に歯周病治療は不可欠であると言えます。
また、妊娠中の女性における早期低体重児出産のリスクや、高齢者における誤嚥性肺炎のリスクを高めることも忘れてはいけません。


衛生士の実力

従来日本では「いい歯医者さん」といえば歯科医師の技術が中心的評価基準でした。
悪くなれば治療する時代から、悪くならないように予防する時代へ変わり、今、歯科衛生士の実力が問われています。

衛生士は歯科医師の技術と歯科医療に対する考え方を反映している存在であるため、衛生士の仕事ぶりを見ればその歯科医院のおおよその評価ができるでしょう。
その具体的な仕事は、

ムシ歯、歯周病の病因と治療の知識を十分に持って、その感染源となるバイオフィルムを確実に除去すること。

患者様の診療、検査データを情報処理して適切に説明すること。

さらには全身的な健康に関する知識を持ち、患者様とのコミュニケーション能力を備えていることも求められています。
このようなプロフェッショナルな歯科衛生士をマイ・ハイジニスト(衛生士)にすることで、口腔内の健康を保ち健康寿命を延ばすことが期待できます。是非当院で貴方のマイ・ハイジニストと出会い、健やかな毎日をお過ごしください。

メインテナンス

歯科治療終了後も生涯健康な歯と口の環境を維持するためには、ムシ歯と歯周病はどちらもバイオフィルム感染症であるため、歯科医院で定期的にバイオフィルムの除去とリスクアセスメント(各種検査や撮影)を行うことが必要です。

ムシ歯は削って詰めれば終わりではありません。その部分は日常的にムシ歯になりやすい環境のため、治療後に以前と同じホームケアではムシ歯が再発する可能性が高いのです。

また、歯周病は治療により治癒または病状が安定していても再発しやすい病気です。

ムシ歯も歯周病も再発を防ぎ健康な状態を維持するためには、定期的に歯科医院で検査をして、歯科衛生士によるメインテナンスを受け、ホームケアの不備を教えてもらうことが大切です。

メインテナンスは健康な歯と口の状態を維持するための健康管理です。

① 悪くなっていないか、あるいは悪くなるようなことが起こっていないかを問診や検査によって歯と口の状態を確認すること

② 健康な状態を長期的に維持するために、歯科衛生士によるプロフェッショナルケアとホ-ムケアへのアドバイスを行うこと

私たちは、これらのことを予防歯科の基本概念として理解しています。

また、患者様にはご自身の健康寿命を伸ばすためにも、是非メインテナンスを実践していただきたいと考えています。

審美治療

私たちは、患者様からのご要望(綺麗さ、丈夫さ、費用、安全性など)にお応えするため、たくさんの治療技術、方法を日ごろから準備しています。

その中で特に私たちがおすすめしている治療3種類(自費診療)についてご案内します。

選択はとてもシンプルです。オールセラミックを前歯用と奥歯用で使い分けるだけです。

eMAX
(クラウン)
77,000円/本(税込)
カタナジルコニア
(クラウン)
77,000円/本(税込)
また、歯の一部分を詰める治療(インレー)の場合は、こちらが最適解と考えています。

eMAX
(インレー)
33,000円/本(税込)

歯の形や色は一人ひとり個性があります。その特徴をハンドメイドで精密に再現し、正確に装着します。
高い強度、耐久性を持つ材質が、長い期間の満足感と安心を期待させてくれます。

これら以外にもおすすめの治療はいくつかありますので、「さらに美しく」や「費用を下げて」などのご要望に応じて提案させていただきます。


せっかく装着した人工歯の精度が低く、隙間や段差ができてしまうと、そこに汚れや細菌が停滞しムシ歯や歯周病にかかりやすくなってしまいます。それを防ぐには精密な人工歯を作り、正確に装着する必要があります。
マイクロスコープを用いた精密審美治療は、患者様にとって理想的な治療であると考えています。
これを実現するためには、十分な技術と設備が必要なのは言うまでもありません。私たちは常に患者様に最新の技術、設備を提供できるよう準備を整えています。

私たちは、一方的(自動的)に保険診療を押し付けるように進めてしまうことなく、患者様が一番納得できる治療を選択できる環境を整え、積極的に良質の治療の提案をすることが必要であると考えています。
ただし、これは高額な治療を優先的にお勧めする由ではないことは言うまでもありません。

入れ歯治療


入れ歯の材質や構造を変えることで改善できる可能性があります。
単に痛みが無く、噛めることを目標に治療する場合は従来の保険治療でも可能なことが多いのですが、患者様の十分な満足度(この入れ歯を作ってよかった)を得るためには、治療をステップアップする必要があると考えています。
当院では、従来の入れ歯でお困りの方に自費治療の金属の入れ歯をおすすめしています。一般的な保険診療の入れ歯に比べて精度が高く、また厚みを薄く作製できるので非常に装着感が良いことが特徴です。できるだけ違和感が少なく、しっかりと咬みたいと希望される患者様に提案させていただいております。



入れ歯の金属が目立つのが気になる方は金具を使わないノンクラスプデンチャーをお勧めしています。金具の代わりに歯ぐきの色をした樹脂を使って固定するので、入れ歯と気付かれないほど自然で目立たない部分入れ歯です。


現行の保険制度は昭和30年ころに整備されたものであり、現在の歯科治療のニーズに十分こたえるものではありません。
数ある治療法のなかで、保険診療はそのごく一部であるとお考えいただければと思います。
(むろん、高額な良い材料を使用すればよいということではなく、技術差や術後の管理体制によって治療の成績は大きく影響を受けることを付け加えておきます。)

口臭治療


口臭は患者様自身で自覚していない事が多く、第三者から指摘されにくいものでもあります。また、口臭を自覚していても、その程度や原因が自身で把握しにくく、効果的な対処方法もわからないままお困りな方もたくさんいらっしゃると思います。

私たちは、患者様が自身の口臭について把握し、積極的に治療や予防に取り組むことができる環境を整えることが必要だと考えています。

私たちは、患者様の呼気中に含まれる口臭の3大原因物質(硫化水素、メチルメルカブタン、ジメチルサルファイド)を高精度に分離測定するために、口臭測定器「Oral Chroma」(オーラルクロマ)を用いています。

約4分間で測定が完了すると、数値化された結果をもとに口臭の原因や対応について、患者様とともに検討することが可能です。
※口臭検査は自費診療になります。 550円/回(税込)

・硫化水素
主に口腔内の汚れが原因で発生します。
・メチルメルカブタン
ムシ歯や歯周病が原因で発生します。
・ジメチルサルファイド
服用薬や内臓疾患が原因で肺から排出されます。

〜口臭への対応として〜

・徹底的な清掃
歯垢や歯石を除去し、歯の表面をポリッシング(研磨)することで、汚れの付着を予防します。また、舌苔(舌の表面の白い苔状の汚れ)も除去する必要があります。
・ムシ歯や歯周病の治療
・洗口剤(塩化亜鉛含有)の使用
を提案させていただきます。
これらを実践することで、少なからず変化を実感していただけるのではないか、と考えています。


消毒・滅菌

私たちは、すべての患者様に安心して治療を受けていただくために、治療に使用するすべての治療器具を患者様ごとに徹底した衛生管理を行っています。
ディスポーザブル製品の使用や器具の滅菌には膨大な投資とコストがかかりますが、私たちは、その手間やコストを惜しむことなく、患者様が清潔な環境で安心して治療を受けていただくことの大切さを理解し、そして既にそのことを実践しています。

歯科用CT


私たちは、より正確な診断と安全な治療のために歯科用CTを活用しています。
従来のレントゲン画像や手探りによる触診などでは見えなかった部分が見えるようになり、分からなかったことが分かるようになります。つまり、今まで問題ないと言われていた箇所の異常を見つけたり、分からないと言われていた症状の原因を明らかにすることを目的に、一歩進んだ画像診断を一般の歯科治療に取り入れていく試みです。

すべての治療にCTを撮影するわけではありませんが、私たちが特に力を入れているCTの活用法についてお話しますと、

①進行した歯周病治療でCTを撮影
CT画像からは歯周病によって破壊された歯槽骨の状態を3次元的に把握するための情報を得ることが出来ます。歯周病が進行すると、歯根の周りの歯槽骨が徐々に破壊され歯がグラグラ動くようになります。骨が破壊された所にはたくさんの細菌や病的組織が存在し、これを出来るだけ除去することが治療の大きな目的になります。従来のレントゲン画像や探針という器具での触診だけではこの状態を正確に把握することが難しいため、CTを活用し病態を正確に把握することを目的としています。

②難しい根管治療でCTを撮影

根管治療において、CT画像は診断の精度を飛躍的に高めてくれます。従来のレントゲン画像では重症化しないと確認できない歯根の先端の病変も初期段階で発見しやすくなります。また、根管の複雑な構造も3次元的に確認できるため、CT画像とマイクロスコープを併用することで根管治療の確実性を追求します。

歯の治療においてCTの撮影は少し大袈裟なイメージを持たれるかもしれませんが、従来のレントゲン撮影と同様に簡単に短時間で撮影でき、また、最新高品質の器材を使用しておりますので被爆線量も低く抑えられています。
歯や歯茎、顎の骨は解剖学的に非常に複雑で、私たちのような専門医でもその把握と理解にしばしば苦慮させられます。経験による勘や手探りにたよっていた部分をいかに正確にかつ安全性を高めていけるか、そのために歯科用CTは大いに役立つものであり、これからの歯科治療に不可欠であると考えています。

※CT撮影は原則として保険適用が可能な症例で行いますが、保険適応外での撮影には5500円(税込)が必要になります。

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